フランコ・ディ・フィリッポ

フランコ・ディ・フィリッポは1882年にワイン造りをスタートしました。彼らが生産するモスカート・ディ・トラーニはプーリアのワインの中でも最も歴史があり、西暦1000年頃にはヴェネツィア人がこれを使って海外と交易していました。
プーリアでは日差しが強く8月にはブドウが完熟しますが、ディ・フィリッポではそのタイミングではなくブドウの水分が無くなり、凝縮してドライフルーツのようになる10月中旬で収穫します。最上の房を選別し、独自の手法でプレスした後、徹底した温度管理の中、およそ2カ月もの時間をかけて酵母の働きが止まるまで発酵させます。ドライフルーツのようになったブドウの隙間に、酸の残っているブドウの粒がところどころに残っているため、パッシートの甘さをきちんと酸が支えて、バランスの良い仕上がりとなっています。

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